最新の不妊治療注射剤『Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)』が米国で販売開始

Merck KGaAの子会社である EMD Serono社は本日、 Gonal-fレジスタードマーク RFF液剤(liquid formulation)の皮下注射に用いる、使い捨ての充填済み薬剤注入ペン(disposable pre-filled drug injector pen)『Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)』の販売が米国で開始されたことを発表しました。Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)は2013年10月17日にFDAの承認を受けています。

「Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)(ホチトロピンアルファ注入剤[follitropin alfa injection])が患者や消費者の手に届くようになったことに、EMD Seronoは興奮しています」と、 EMD Seronoの生殖および内分泌部長かつ上級副社長(Senior Vice President)を務めるCraig Millianは述べています。「EMD Serenoは生殖に関する豊富な専門知識を有しており、この伝統をさらに強化するために励んでいます。我々の製品ラインにこの医療機器を追加することで、治療に対する障壁を減らし、子供を望む人々をさらにサポートできるでしょう」。

Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)は3つのペン-サイズ(300 IU、450 IUおよび900 IU)で利用できます。

Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)は12月9日から卸売販売業者が販売しています。薬局への供給は12月6日にほぼ完了したと考えられます。

Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)(ホチトロピンアルファ注入剤)について

Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)(ホチトロピンアルファ注入剤)は、小または無排卵不妊症(oligo-anovulatory)でその原因が機能性のものであり、原発性卵巣不全(primary ovarian failure)ではない女性を対象に、妊娠と排卵を誘発するために用いられます。また、Assisted Reproductive Technology (ART)サイクルの一環として、排卵期女性における卵胞発育に用いられます。治療前には不妊症を診断するために女性と男性パートナーの評価を行います。原発性卵巣不全の女性は対象外となります。

Gonal-fレジスタードマーク RFF Redi-jectトレードマーク(TM)は、次の症状を示す女性には禁忌です。rhFSH調剤または賦形剤(excipient)、原発性性腺機能不全(gonadal failure)を示す高レベルのFSH、妊娠(Pregnancy Category X)、無制御かつ非生殖腺の内分泌障害(uncontrolled non-gonadal endocrinopathy)、生殖器官(reproductive tract)と副器官( accessory organ)の性ホルモン依存性腫瘍(sex hormone dependent tumor)、血尿、卵巣嚢胞(ovarian cyst)。