オンライン上のビジネス教室で50か国語以上を即時翻訳(アトランタのWorld Trade Center)

アトランタの World Trade Centerが、企業家精神を説く前代未聞のビジネス教育コースを盛大に開始しました。このコースでは Translate Your Worldと呼ばれるソフトウエアを利用してオンライン上で、50ヵ国語以上に即時翻訳して行います。ハイチでの講義終了後には教授や学生の顔を涙が流れました。なぜなら、彼らはその講義を初めて理解することができたからです。アフリカやヨーロッパ、アジアからたくさんのウエブチャットが寄せられ、さらに、 School For Startupsの教育者による複数言語のコースがあることに、受講者は満足しているとのこと。World Trade Center Atlanta社による今回のイベントは、ネット上で50か国以上に同時翻訳された初のものです。

最新の音声翻訳技術の適応範囲拡大は言語障壁(language barrier)を取り除き、地域や母国語に関係なくコンピュータを所有する40億人に教育の機会を与えています。Translate Your Worldの最新の言語間(cross-language)翻訳技術ソフトウエアを利用すれば、国際会議などで参加者が話した内容をリアルタイムで翻訳して字幕として示すことが可能であり、また、会議用ソフトウエア(WebEx、Skype、Blackboardなど)や種々の機器を通してアップル社のSiriなどのコンピュータ音声で伝えることもできます。スピーチ翻訳内容の通信は低帯域( bandwidth)で済むことから、World Trade Centerは世界各地から顧客を得られるでしょう。

多くの企業が国際インターネット放送クラスの準備に勤しんでいますが、そこには話し言葉(spoken language)という問題が立ちはだかります。口語体を理解することは、講義だけでなく教育のリクルートやマーケティングにも影響を与えます。口語を対象とした最新の音声翻訳ソフトウエアでは、文章を対象とするGoogle Translateのように翻訳できるため、リスナーが理解できるような訳文を提供できるとのこと。

Google Translateの精度はかなり低いと思うのですが、「受講者が涙を流した」とあるので利用価値はかなり高いと思います。